東久留米ショッピング情報「今月のスポットライト」 第45回

★手作りお菓子 べべ・グラン★

今回のスポットライトでは「手作りお菓子 べべ・グラン」さんにおじゃましました。明るくてエネルギー溢れる店主とおいしいお菓子が、厳しい残暑でぐったりしていた私を元気にしてくれました。

■娘の一言が、お菓子作りの始まり

東久留米駅東口から駅前の大通りを道なりに5分ほど歩くと自転車屋があり、その隣に並ぶようにして、今回ご紹介する店「べべ・グラン」があります。 1995年4月末に開店し今年で11年目、店長でパティシエの山田美保子さんは、1人でお菓子の調理からレジ打ちまでこなします。週4日は、自らが講師となってお菓子教室も開いています。

山田さんは店を出す数年前までお菓子作りがほとんどなく、お菓子は買うものだと思っていたそうです。私は、お店を開く方は昔からずっとお菓子作りをしているか、他のお店もしくは海外で修行するものだと思っていましたので、とても驚いてしまいました。

山田さんがお菓子を作り始めたきっかけは、小学生だった娘さんからの一言でした。

当時、娘さんは友達の誕生日パーティーに招かれていました。帰ってきてからの話題がそこで出された誕生日ケーキでした。「どうしてうちのお母さんはお菓子を作らないの」と言われてしまい、自分でもお菓子は作れるんだ、娘のためにも、お菓子作りに挑戦してみようと思ったそうです。

オーブンは自宅にあったものを使用し、必要な道具や材料はちょうど同じ頃に開店した近くのお店で揃えました。 また、そのお店でお菓子作りを習うにあたって渋谷典子先生の教室を紹介してもらいました。この教室は製菓関係の著書などで知られる今田美奈子先生の分室教室で、この教室で指導を受けながら、お菓子作りの基礎から学び始めました。

学べば学ぶほど、お菓子作りのおもしろさに目覚めていった山田さん。最初は周りに振舞っていくこと を楽しんでいましたが、そのうちに、段々と自分のお菓子教室、そして自分だけの店を持ちたいと夢を抱くようになり、渋谷先生にも勧められ、「やるなら今しかない」との気持ちで店と教室を開きました。

お菓子作りを習い始め、ただの趣味にとどめることなく、念願のお菓子教室や店を開くことが出来た山田さんの話を聞いて、私はいつでも行動力と強い意志があれば夢が実現出来るんだと感じました。

「べべ・グラン」とは「大きな赤ちゃん」という意味です。由来は、オーナーである山田さんのご主人が、昔通っていた喫茶店の名前から来ているそうです。店の外には小さな看板。中に入ってみると、ケーキの入ったショーケースと、テーブルが2つの小さな喫茶スペース、奥には厨房があります。うすい黄色の壁紙とオレンジ色の扉、さまざまなインテリアがお店全体を明るく、さわやかな印象を与えます。この内装はオーナーが自らデザインしたもの。でもそのお洒落なインテリアも、初めの頃は地域の皆さんに敷居が高いと思われていたみたいです。

時が経つにつれ、手作りの味とともに山田さんの明るい親しみやすい人柄も手伝ってか、地域にもすっかり馴染み、今ではさまざまなお客さんが訪れます。 お客さんは、40〜50代の女性が主ですが、中には定期的に買いに来る男性の方もいるとのことでした。 男女問わずいろいろな人に愛されているお店です。
 


のどかな通りにお洒落なお店




店主の山田美保子さん




喫茶スペースは落ち着いた雰囲気





可愛らしくケーキが並んだショーケース




お菓子教室の案内
(クリックすると画像が大きくなります)
               

■材料に対する強いこだわり


きれいに整理整頓された厨房
大きなオーブンはなく、家庭用オーブンが三台

 


薄力粉 スーパーバイオレット
粒子が細かく均一のためふんわりと焼きあがる




カルピスバター(右)とゲランドの塩
材料がケーキの命

 


教室が開催した展覧会の写真
個性的な作品がいっぱいです

ここでお店とお客さんとのエピソードをひとつ。ある時、いいチョコレートが入ったので、普段のチョコケーキにこっそり使ってみました。後日、それを購入された常連の男性のお客さんが「チョコ変えた? 美味しかったよ」と一言。

山田さんはびっくりしました。いつもお客さんは味をしっかりみてくれているんだと実感。材料の微妙な違いを分かってもらい、それに美味しいと言ってくれてとても嬉しかったそうです。

「一に材料、二に器具、三に作る人の腕である」という渋谷先生の言葉が、山田さんの信念になっています。しっかりとした材料と、料理人の確かな技術が合わさって、よりいっそう美味しいお菓子は出来るのです。この出来事が材料のこだわりへの信念をよりいっそう大きなものにしました。

「材料は一番いいものを使ってると思いますよ。自分で作っておいしいもん」笑いながら、はっきりと自信を持って山田さんは言います。

「お菓子作りを始めてから、材料はほとんど同じ。最初の材料が私の基準になってるのかもしれません」
バターは一般用では入手困難で、希少価値から「幻のバター」と呼ばれているカルピスバター。 塩は素材の味を引き出す、フランスのゲランドの塩を使用しているそうです。

また、旬の素材やいい素材が手に入ったら進んで使用することも心がけています。これからの季節、9月下旬から10月ぐらいにかけて、栗を使ったモンブランやリンゴを使ったお菓子などが店頭に並ぶ予定です。季節によって旬のケーキが食べられるなんて、何回もお店に足を運んでみたくなりますよね。

それともう一つ。「子供にとってもよいお菓子でありたい」と山田さん。子供の頃というのはその後の味覚が決定する大事な時期です。だからこそ安全で美味しいお菓子を食べさせてあげたい。そんな優しい気配りが伝わってきました。

山田さんがお菓子作りを始めてから、娘さんたちは市販のケーキを食べなくなったそうです。また、教室の生徒さんの家庭でも、子供たちに同じような変化があったそうです。レトルト食品、ファーストフードがもてはやされ、おふくろの味が薄れていく現代に、おふくろの味でつながる子どもと母親の心の温もりを感じました。

■可愛らしいお菓子の数々

季節によってケーキが変わるショーケース。この日は、ベベ・シュー をはじめとして、ディアーヌのチーズケーキなどのベベ・グラン定番商品や、アプリコットのタルトなど季節の商品が並んでいました。お菓子のほとんどが、小さめサイズで売られているのでいろいろな味を楽しめます。

まず「べべ・グラン」の人気商品、「ベベ・シュー」とよばれるシュークリームです。山田さんは試行錯誤を重ね、現在のシュークリームを完成させました。このシュークリームは一つのオーブンで12個しか焼けません。数は少ないながら、わが子のように一つ一つ丁寧に心を込めてシュークリームを作っている様子が目に浮かびました。

外側の生地皮の部分は、サブレになっていて一般的なシュークリームと比べてややかためです。中にはカスタードと生クリームが2:1の割合で入っています。カスタードのみだと重くなってしまうので、生クリームを混ぜています。少し塩味のついた生地とバニラビーンズのきいたカスタードクリームの相性が抜群です。塩味と甘味がバランス良く重なり合い、時折バニラビーンズのアクセントがきいて、美しいハーモニーを奏でているかのようで、とても美味しいです。甘さが控えめなので何個でも食べられそうです。

シュークリームと並んで人気があるのが、ディアーヌのチーズケーキです。ベイクドチーズケーキですが、上部にクリームをぬっているため見た目はレア・チーズケーキのようです。食べてみると、まず下層のチーズケーキの濃厚な香りと味がひろがります。その後、上層のクリームがチーズケーキをよりまろやかにし、さっぱりとした 後味が上品なケーキです。

もう一つ、男性の方にもおすすめできるケーキがチョコレートケーキです。スポンジとチョコクリームがいくつもの層に重なっている贅沢なこの品、一見するとかなり甘そうなケーキですが、使われているチョコクリームは、甘いだけではなくチョコレート本来のほろ苦さや香りもきちんと味わうことが出来ます。

ショーケースにホールケーキがないので、置いてないのですかと聞いてみると、ホールケーキはいつもは置いていないのだそうです。誕生日などでケーキを予約できるか聞いてみると、「お店にある材料でよろしかったら、前の日の午前中に 、これは、と決めたものがあるときは一週間ほど前までに予約していただければ、承りますよ」 とのお答えでした。

誕生日やちょっとした記念日など、特別な日にはベベ・グランでケーキを頼んでみてはいかがでしょうか。私も、美味しいケーキと山田さんの笑顔を求めにまたお店を訪ねようと思いました。


「アイア・シュッケ」¥262
アイアは「卵」、シュッケは「まだら模様」という意味
カッテージチーズとレーズンが入っています
 



「ベベ・シュー」 \210
ベベ・グランの看板商品




「ディアーヌのチーズケーキ」 \304
見た目も味も上品な一品





「チョコレートケーキ」 \336
甘さの後に来る苦味がくせになりそう





「バナナのタルト」¥294
バナナとメイプルシュガーの組み合わせは絶品
 


「アプリコットのタルト」¥294
甘いクリームの上に酸味がきいてるアプリコットを
季節によって、使うフルーツは変わるそうです
 

ベベ・グランさんからちょっとお得なお知らせ♪

抽選で1名の方に、クリスマスケーキ(5号サイズ)をプレゼントいたします!

プレゼントの応募フォームはこちら。必ず感想を添えて、お送りください。( ご応募は締め切りました)なお、ご応募は「ベベ・グラン」にケーキを取りに行ける方に限らさせていただきます。当選者の方には、地域ポータルサイト推進協会からご連絡のうえ、プレゼントの引換券をお送りします。

★手作りお菓子 ベベ・グラン★
【住 所】 〒203-0013 
東久留米市 新川町
1−7−6−104
【TEL】 042-472-7100
【FAX】 042-472-7100
【営業時間】

11:00〜18:00

【アクセス】

東久留米駅東口徒歩5分

【定休日】 木曜日 月に1〜2回水曜日
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  written by KUMA


いかがでしたでしょうか?

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